管理者以外はメーリングリストに投稿できないようにする方法
メーリングリストはメンバー同士のコミュニケーションを取るためのツールですので、
メンバーであれば誰でも自由にメーリングリストに投稿できるようになっています。
しかしメーリングリストを一方的な連絡用として使用する場合、メンバーがうっかり返信してしまうと
そのメールが全員に配信されてしまい、トラブルの原因にもなります。
このような場合のために、管理者/副管理者以外は投稿できないようにすることができます。
はじめに
まずはじめに、メーリングリストに投稿できる人を決めます。
管理者は無条件で投稿が可能です(※1)。
管理者以外が投稿する場合は、その人を副管理者として登録します(※2)。
副管理者の設定方法についてはこちらをご覧ください。
※1...管理者のメールアドレスも事前にメンバー登録しておく必要があります。
※2...副管理者はメンバーの登録/解除やメンバー情報の閲覧/変更ができますのでご注意ください。
つぎに、メンバーが配信されたメールに返信したときに返信させたいメールアドレスを決めます。
通常のメーリングリストの場合は投稿用のアドレスになりますが、メンバーはメーリングリストに投稿する
ことができませんので、返信先のメールアドレスを決めておく必要があります。
設定 その1
[管理者ページ]にログインして、
[基本情報/設定変更]画面の[投稿の方針]を開きます。
「投稿可能者」が初期設定では「メンバーなら誰でも可能(メールによる投稿が可能)」となっていますので、
「管理者/副管理者のみ可能…」に変更します。
2種類のタイプがありますので、どちらにするかは以下の対応表をご覧ください。
メールによる投稿 | 管理者ページから の投稿 |
|
---|---|---|
メンバーなら誰でも可能 (メールによる投稿が可能) |
◎ | ○ |
管理者/副管理者のみ可能 (メールによる投稿が可能) |
○ | ○ |
管理者/副管理者のみ可能 (管理者ページからの投稿のみ…) |
× | ○ |
◎…メンバー、管理者/副管理者が投稿可能
○…管理者/副管理者のみが投稿可能
×…投稿不可(メールは破棄される)
メールによる投稿の場合、許可された管理者/副管理者かどうかを差出人のメールアドレス(From:)
で判断します。これに対し、管理者ページからの投稿の場合、事前に登録したパスワードを用いて管理者ページ
にログインしますので、なりすましメールによる投稿を防げます。
設定 その2
続いて[配信の方針]を開きます。
「From:アドレスの設定」の「メールアドレス」の欄に、返信先のメールアドレス
を設定します。プルダウンメニューの選択は、「携帯電話宛のみ…」でも「全て以下のアドレスに」でも
どちらでもかまいません。
「返信アドレス(Reply-To:)」の「メールアドレス」の欄にも同様に、返信先のメールアドレス
を設定します。
設定は以上です。
これで管理者/副管理者しか投稿できなくなり、配信されたメールにメンバーが返信すると、
指定したアドレスにメールが返信されるようになります。
投稿の方法
管理者/副管理者のみ可能(メールによる投稿が可能) とした場合
- 投稿用のメールアドレス ****@mlist.ne.jp(****はMLアドレス)にメールを送信します。
管理者および副管理者のメールアドレスから送信した場合のみ投稿され、 それ以外のメールアドレスから送信した場合はメールは破棄されます。
管理者/副管理者のみ可能(管理者ページからの投稿のみ…) とした場合
- [管理者ページ]にログインして、 「メーリングリストへの投稿」を開きます。
- タイトル、差出人のメールアドレス(※1)、本文を入力します。
通常は返信先のメールアドレスを入力してください。 差出人と返信先を別々にしたい場合は他のアドレスを指定してもかまいません。 - 確認画面が表示されますので、問題なければ「投稿する」を押します。
※1...管理者ページからの投稿の場合、差出人のメールアドレスはメンバー登録されていないアドレスでも
投稿が可能です。
設定を元に戻す場合
[基本情報/設定変更]画面の[投稿の方針]を開き、「From:アドレスの設定」と「返信アドレス」の
「メールアドレス」を投稿用のメールアドレス ****@mlist.ne.jp(****はMLアドレス)に変更します。
次に[投稿の方針]を開き、「メンバーなら誰でも可能(メールによる投稿が可能)」に変更します。
これで通常のメーリングリストのように、メンバーであれば誰でも投稿できるようになります。